リンダ リンダ リンダ

9月18日

ポジ用
©︎2005「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ

■作品紹介
文化祭を3日後に控えた地方都市の高校。軽音部のとある5人組のバンドがギターのメンバーが指を骨折したことをきっかけに解散した。そのメンバーだった恵、響子、望はたまたま目の前を通った韓国人留学生のソンをボーカルに据え、慣れないパートに悪戦苦闘しながら本番を目指す。

■スタッフのコメント

4人目のメンバーは誰でも良かった。そんな穴埋めをしてまで文化祭で演奏をする意味があるのかと問われた時、恵がこう答える。「意味なんてないよ」と。大人は行動に意味を求めたがる。役に立つから、皆がやってるから、仕事だから。青春は文化祭そのものである。人生における青春は高校生活における文化祭のようなものに思える。一過性の祭り事という意味で。周りのメンバーに比べて大人びている恵はそういうことをなんとなくわかっていたのかもしれない。演奏する曲がオリジナルのものからブルーハーツのコピーに変更になったのも恵が感じる無意味さを助長しているのだろう。担当の楽器も違うから、今までも練習も無駄になってしまった。

でも、やらずにはいられないのが若さだ。一過性だからこそ逃したら一生後悔する。無意味に感じていてもやりたいからやることって青春かもしれない。

単純に文化祭準備の空気感とか、本番までの過程の描写のきらめきに悶える。

日程 9月18日 
時間18:15〜
会場
ホームページ http://www.bitters.co.jp/linda/

監督:山下敦弘

高校生の頃からビデオカメラで自主映画を作り始め、大阪芸術大学映像学科に進学する。先輩の熊切和嘉が監督する「鬼畜大宴会」(98)にスタッフとして参加。そこで知り合った向井康介(脚本)や近藤龍人(撮影)とは、デビュー後も度々、ともに仕事をしている。卒業制作として監督した長編作品「どんてん生活」(99)が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門でグランプリを受賞。その後、大阪を拠点に「ばかのハコ船」(02)、「リアリズムの宿」(03)を監督。オフビートな作風で注目を集め、初めて東京で作った「リンダリンダリンダ」(05)で広く知られるようになった。「松ヶ根乱射事件」(06)は東京国際映画祭コンペティション部門に出品され、「天然コケッコー」(07)で報知映画賞監督賞を受賞。その後、「味園ユニバース」(15)、今年9月17日より最新作「オーバー・フェンス」が公開予定である。
2005年/114分/ビターズ・エンド
監督:山下敦弘
出演:ペ・ドゥナ、香椎由宇、前田亜希、関根史織、松山ケンイチ、小出恵介、山本浩司、ピエール瀧、三浦誠己、甲本雅裕
脚本:山下敦弘、向井康介
主題歌:ザ・ブルーハーツ
配給:ビターズ・エンド