上映 1日目(9月23日 まちなか会場 商工会館)
ミューズは溺れない
美術部に所属する高校生の朔子(さくこ)は、漁港で船のスケッチをしている最中に誤って海に転落。それを見ていた同じ美術部女子部員の西原(さいばら)が、「溺れる朔子の絵」を描いて絵画コンクールで受賞。朔子の絵は学校に飾られるハメに。笑い者にされた朔子は、絵の道具をすべて捨て、美術部顧問の田口に部活を辞めることを伝える。しかし、田口から卒業後の進路について問われ、「何か作品を完成させてから決めるように」と諭される。また、そこに居合わせた西原から「部活を辞めるなら絵のモデルをやってほしい」と頼まれてしまう。朔子はモデルを断り、新しい作品を作ろうと決めたものの、どのような作品を作れば良いか思い悩む。
そんな中、朔子の自宅の取り壊しと新居への引っ越しが決まる。新生活への準備を進める父親と妊娠中の義母に黙って、朔子は引っ越しの準備をするフリをして、部屋に籠って「船」をモチーフとした造形物の創作を始める。しかし、思うような作品が作れない。
ある日、絵画コンクール受賞で新聞社の取材を受けた西原が、朔子をモデルに新作の絵を描くことを勝手に発表。しぶしぶ承諾する朔子だが、親友の栄美(えみ)は「西原は朔子のことが好きなのではないか?」と疑い、モデルを承諾した朔子にも疑いの目を向ける。西原に言われるままに、キャンバスの前に座らされた朔子は、絵を描く西原の真剣なまなざしに圧倒されながら、「なぜ自分をモデルに選んだのか」という疑問をぶつける・・・。
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2021年製作|82分|日本|監督:淺雄 望|キャスト:上原 実矩、若杉 凩、森田 想、川瀬 陽太、広澤 草、新海 ひろ子、渚まな美、桐島 コルグ、佐久間 祥朗、奥田 智美、菊池 正和、河野 孝則
【監督紹介】
淺雄 望 監督
1987年生まれ。
広島県出身。
関西大学・立教大学大学院で映画理論・映画制作を学ぶ。在学中に、映写技師のアルバイトをしながら映画づくりを開始。
卒業後は助監督などとして映画やCM、TVドラマの現場に携わる。
初監督短編『怪獣失格』(2008)がCiNEDRIVE2009で上映。
その他監督作品に『分裂』(2012)、『アイム・ヒア』(2019)、『躍りだすからだ』(2020)等がある。
初の長編映画となる『ミューズは溺れない』(2021)は、2019年に撮影を開始し、コロナ禍での一時中断を経て、2年がかりで完成した。
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